ι(´Д`υ)アツィー

もうとかちつくされそう。



さて、本格的に夏がやってきました。
夏といえば、海、キャンプ、登山、旅行、ニコ動、アニメ、コミケ
色々あるわけですが、今回はバーベキューについて本気出して考えてみた。


題して『ゲーム理論風バーベキュー分析』



議論を簡単にするため、プレイヤーをA、Bの二人とする。
二人は肉のみのバーベキューをしており、早い者勝ちでいくらでも食べられるとする。
プレイヤーの効用(満足度)は以下の通りである。


A:十分焼けた肉=3>ちょい生な肉=2>0=食べない>かなり生な肉=−1>生肉=−10
B:十分焼けた肉=3>ちょい生な肉=2>かなり生な肉=1.1>0=食べない>生肉=−10


想像してほしい。貴方はプレイヤーAだとする。
まずある肉が1枚十分に焼けたとする。
このときA,Bのうち速く肉を取った方が肉を食べることができる。
2分の一で肉を手に入れることができるとすれば、A,Bともに1.5の効用が期待できる。
しかしこれはちょい生な肉の効用よりも低い。
よってBがずっと十分焼けた肉狙いだと考えた貴方は戦略をちょい生な肉狙いに変更するだろう。
そうすれば貴方はBが十分焼けた肉狙いである限り、ずっとちょい生な肉を食べることができる。
この場合Bの効用は0、貴方はずっと2である。
もちろんBはこの状態を容認するはずがない。
Bは貴方と同じく戦略をちょい生な肉狙いに変更するだろう。
この場合、両者の期待効用は1である。
さて、この期待効用1はBのかなり生肉狙いから得られる効用よりも低い。
よってさらにBはかなり生肉狙いに戦略を変更することが予想される。
このとき貴方は食べないという選択肢を取らざるを得ない。
なぜなら貴方にとってかなり生肉は効用が0以下だからである。
しかも他の十分肉狙い、ちょい生肉狙いも肉が焼ける前にBに取られてしまうため
結局効用は0となるのである。


以上より予想される均衡状態は「貴方(A)は食べない、Bはかなり生肉狙い」である。
両者とも自分の利益を考えて合理的に行動しているのだが、
その結果は逆にとても不合理なものになってしまった。
まさに囚人のジレンマならぬバーベキューのジレンマである。


で、何が言いたいかというとバーベキューはちゃんと肉が焼けてから食べましょう
ということである。
他の人よりも先に肉が食いたいからといってちょい生肉で妥協すると、
それに対して他のプレイヤーも張り合ってしまうため、プレイヤー全体の効用は
下がってしまう一方である。



ちなみに俺はこういう状況を既にゼミ合宿で経験している・・・。