暇なのでマクロ経済学テキストを適当に独断と偏見のみで評価してみる。
注、以下のテキストはそれぞれ全ページ読んでるわけじゃないのであしからず。


Introduction To Modern Economic Growth

Introduction To Modern Economic Growth


神 テ キ ス ト 。上級向け。
今まで読んだマクロのテキストの中で一番よく書かれてると思う。
成長論の本なのでマネタリー系の話は全くないですが、
それでもマクロ専攻の人は必携でしょうね。
説明が非常に丁寧でかゆいところにも手が届く感じです。
数学的な部分も証明まで含めてかなり厳密に書かれてます。
1000ページ超で6k円程度という値段の安さも好印象ですね。
別途エクササイズ(かなり難しい)の解答もあって至れり尽くせり。
acemoglu様〜最高ですぅ〜。



Macroeconomic Theory: A Dynamic General Equilibrium Approach

Macroeconomic Theory: A Dynamic General Equilibrium Approach


マクロ中上級テキスト。
離散で基本的にラグランジュアンしか使ってないのでとてもとっつきやすいです。
構成がしっかりしてて個人的には結構好きなんですが、いかんせん
誤植が多すぎるというw
でも学部と院のつなぎ目的ならかなりいいテキストだと思う。
エクササイズは解答つきでHPからダウンロードできるので暇なときに
やるといいかもです。



Recursive Macroeconomic Theory

Recursive Macroeconomic Theory


リンなんちゃら&サージェント。上級向け。
このテキストは動的計画法(以下DP)前提なのでちゃんとDPやってから
取り組んだ方がいいですね。
最初の方読むといきなりマルコフ過程とか出てきてびっくりしますww
有名な本ですが、ぶっちゃけこの本わかりにくくね?っていうw
テキストというより講義ノートとりあえずまとめてみました的な感じがすごくします。
親切さが全然ないです。acemogluを見習って欲しいです。
よって独学には不向き。ただ他の本にはないトピックとか結構勉強になることも多いので
持ってて損はないですかね。


Recursive Methods in Economic Dynamics

Recursive Methods in Economic Dynamics


すとーきー&るーかす。上級向け。
前半がDP。後半が確率論とDP。
DPの数学的取り扱い説明書。有名な本ですが、あまりオススメできない。
DPの数学的説明なら上のacemogluとかSundaramの数学の本とかの方がわかりやすい。
確率論の部分はそれこそ他にたくさん本があるのでそっちのがわかりやすい。
じゃあこの本いらないじゃんって感じなんだけど、まぁ持ってて損はないです多分w
あとこの本は基本的に数学の本なのですごく難しいです。
最初の数章読むだけで泣きそうになります。なのでみんなと一緒に読むといいかもです。
コントラクションマッピング!!
あ、あとこの本を読む前に集合と位相(距離空間とか)をやっておくといいと思います。





とりあえずこんな感じか〜。他にもあるけど、また今度っと。